カメの歩み・もう少し前進

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2011年 03月 03日

山茱萸(さんしゅゆ)があちこちに、、、、

 近くの空き地に春になると小さな黄色い花をポツポツと付け、やがて全体が輝くような黄金色になる木があります。数年前に見つけ、毎年撮っている木、山茱萸(さんしゅゆ)。暖かい日が続いたのであちこちで見かけるようになりました。

 枯れ色の早春の山や渓流沿いにこの木があったら見事なその色に圧倒されることでしょう。ここでは背景には家があるので寄った絵しか撮れず、後は皆さんの想像力にお任せしたいと思います。

 さんしゅゆと聞くと多くの人が「あっ、あのひえつき節に出てくる木だ」と思われるか、「いや、あれは山椒の木だから違う」と思われることでしょう。
 調べてみました。
「ひえつき節」は宮崎県東臼杵郡椎葉村に伝わる平家落人伝説に因んだ?稗を搗きながら唄う「庭のさんしゅうの木 鳴る鈴かけて」に始まる民謡。
 確かにさんしょうともさんしゅゆとも取れる音で、山椒だったらトゲがあるから歌詞に合いにくいという受け止め方もありますよね。
 決め手は地元椎葉村観光協会のHPhttp://www.shiibakanko.jp/shiru/heike.htmlの記述で、漢字で「山椒」とありました。まぁ、恋しい人に自分の訪れを知らせたいならトゲのことなどメじゃないということでしょう。

 ついでに植物誌的なことを
・中国と朝鮮半島が原産地で江戸時代に薬用植物として渡来したとき 中国名「山茱萸」の和音読みが与えられたそう。
・別名の「春黄金花(はるこがねばな)」 は春の姿、「あきさんご(秋珊瑚)」は赤い実がびっしりついた様子にふさわしい。実は生薬として用いられ、 強精薬、止血、解熱作用が認められている。山茱萸酒というのもあるそうな(但しあまり美味しくはないらしい)。

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by pechifeb9 | 2011-03-03 10:25 | 2011年1月~3月 | Comments(0)


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